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日曜日に動物園にいった。
それこそ、前に行ったのがいつだったか覚えていないくらい久しぶりに。 動物園は小学校のときは大好きだった。 図鑑でしか見たことのない外国の動物達が実際に見られることが何よりも嬉しかった。 しかし、大人になればなるほど次第に足は遠のき、動物たちのことなど忘れていった。 自分はけっしてそういう大人になってはいないと思うのだが、 大人とは、子供の時の楽しい気持ちや喜びを忘れていくことが常なのだ。 やはり、動物園という子供の定番の楽しみの世界からは遠のいていった。 今回も動物をみる目的でいったのではない。別な所用ができて訪れたまでなのだ。 だが、そういう用件でもない限り、やはりこの先も行かないままになっていたのでは ないかと思う。 所用をすませて、なにげにサイやカバの檻をのぞく。 その存在感に圧倒されたのか、いつのまにか次々と動物たちを見て回る自分がいた。 オランウータンは動かずこちらを見ていた。 ジャガーもこちらを見つめていた。 すこし広めのスペースの柵のなかで ゾウは鼻を動かしながら優しげにこちらを見つめていた。 しかしなぜか、すべての生き物たちの目は寂しそうだった。 そう見えたのは、動物たちの囚われの境遇に哀れみを感じたのか。 それとも、大人になってしまった私自身の心が囚われていることの投影だったのか。 そんな時、空から何不自由なく舞い降りて ゾウの餌をついばんだ後、気ままに飛び立っていくカラスの群れ。 私はそれを複雑な思いで見つめていた。
by ilovebbw
| 2005-11-29 18:10
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